
「聖書、10円!」という幻聴がきこえたけれど買わなかった

《「聖書、10円!」という幻聴がきこえたけれど買わなかった》
2026年作
S4号(333×333mm)
油彩、木製パネル
作品の起点:入眠時幻覚(幻聴)
語りの主体:私自身、知らない声
時間の位置:成年期
社会との接続:障害、宗教、夢分析、精神
キーワード:幻聴、聖書、不買
モチーフ:聖書、10円
制作プロセス:聴こえてしまった声のイメージを絵画に具現化した。
_
作家コメント:入眠時、「聖書、10円!」という、誰のものともわからない声が突然聞こえた。あまりにも具体的で、しかも妙に安い。その滑稽さが印象に残り、絵にした。幻聴という私的な体験のなかに、幼い頃から身近にあった宗教の記憶が、奇妙なかたちで入り込んできたのかもしれない。「買わなかった」という結末には、聴こえてしまうものと、それに従うことのあいだにある、わずかな距離を込めている。
_
2026年度あおいうに個展「あおいうに青の時代─Return to Painting─」初出展作品。
