
信じられないが、家族が全員死んだ。姉夫婦と甥っ子、ご両親と、わたしの母親、妹との食事会にテロリストが乱入したのだ。姪っ子だけはテーブルの下に隠されて奇跡的に生き残った。まだ赤ちゃんのその子は、役所の人たちに言われるがまま、考える余裕もなしにうちで養子として引き取ることになった。
《信じられないが、家族が全員死んだ。姉夫婦と甥っ子、ご両親と、わたしの母親、妹との食事会にテロリストが乱入したのだ。姪っ子だけはテーブルの下に隠されて奇跡的に生き残った。まだ赤ちゃんのその子は、役所の人たちに言われるがまま、考える余裕もなしにうちで養子として引き取ることになった。》
2026年作
F0号(180×140mm)
油彩、キャンバス
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テロのような遠い出来事が、ある日突然、家族の食卓に侵入する場面を空想した。ひとりだけ生き残った赤ちゃんを前に、悲しむ暇もなく「この子を育てる」という役割だけが与えられる。薔薇色の幸福な食卓が青に覆われていくなかで、喪失と生存、愛情と責任が同時に始まってしまう瞬間を描いた。
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2026年度あおいうに個展「あおいうに青の時代―Return to Painting―」初出展作
